マウスやキーボードの動作を記録し再生するUWSC
ソフトウェア開発の業務において役立ったフリーソフトの使い方について説明します。
紹介するソフト:UWSC
これはマウスやキーボードの動作を記録し、再生するフリーソフトです。

組み込みソフト開発において、ランニング試験というものがあります。これは完成した製品を一日とか一週間といった期間、耐久で動作させ続けて何か問題が起きないかをパソコンでデータを収集するなどして確認する試験です。ある業務でUWSCを通信機器の開発のランニング試験で使用しました。

通信機器は開発の途中段階であり、通信の対象になる機器がまだ存在しませんでした。そのため、パソコンのシミュレータソフトから通信機器にデータを送らなければいけませんでした。

人間がキーボードでデータを入力してマウスでクリックし、シミュレータからデータを送信するのです。これを一日中行うために、UWSCを使用してマウスやキーボードの操作を覚えさせ、同じ指令をパソコンから通信機器へ送り続け、無事試験を行う事ができました。

「一日中同じ動作をするシミュレータソフトくらい、すぐ作れるんじゃないか?」と思われるかもしれません。しかし、開発の納期が迫っている場合は、こういったフリーソフトを予め使えるようになっていると、緊急の開発の時に思わぬ助けになる事があります。
一見役に立たなさそうなフリーソフトでも、持っている機能などを調べてみるのは大事でだと思いました。





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